部屋は綺麗にしておきたい、かぜのたみです。
自分の場合は収入に関わらず、部屋はいつも整ってるタイプです。ですが、実家に帰省をして、お金と部屋の綺麗さは関係あるかもしれないと感じました。
私が家に出入りしなかった数年で部屋が大変荒れており、これまで見たことのない物の量に衝撃を受けました。
実家に住む両親に話を聞くと、経済的にしんどいとのこと。収入はこの数年で変化していないはずなのに、何があったんでしょうか。
ただ、貧乏=お金がない というわかりやすい図式でなく、「収入はまあまああるのに、困っている」という様子には、色々な原因があります。
今日は私が実家の荒れた部屋を見た経験から、貧乏と部屋の荒れ具合は関係するのかを考えてみたいと思います。
貧乏だと部屋は汚くなるのか
貧乏だから家が汚くなるのか、汚いから貧乏になるのか、その関連性は正確には不明です。ですが、お金の把握ができないことと、物の把握ができないことは繋がっています。
現実を見たくない
これが部屋が荒れる原因である気がしました。
荒れる理由1:心に余裕がない
両親の暮らしを圧迫していたのは、二人の医療費でした(今は元気に生活中)
でも、これまで何気なく送れた日常生活も、病気になると前向きに過ごせなくなるようです。
大きな支出がかさみ、心にゆとりがなくなり、部屋が荒れる。
一度弱った心身を立て直すのは大変です。
生活の中でも、食事と風呂と睡眠が優先事項で、その他の片付けや掃除は一番後回し。
- 臨時の支出が多い→心にゆとりがない
- 病気で気持ちが弱る→気持ちに余裕がない
一度後回しになったものを、優先させていくにはかなり力が必要です。

片付けや掃除は取り組まずにいると面倒なものですしね
荒れる理由2:細かいことを考えられない
病気をすると、日常生活を送るのも大変です。掃除やゴミ捨てなど、生活のあれこれ細かいことは、最低限生きていくには関係ないからです。
荒れた実家がこれまでと決定的に不足しているのは
生活を楽しむゆとり
前向きに過ごすポテンシャル
これに尽きました。日常生活はこれまで過ごしてきた習慣のルーティンで最悪回せるものの、それ以外のことに着手できないようでした。
でも、その最低限回せる日常のルーティンが間違った習慣だったとしたら。
おそらく、そこを訂正する必要があるのでしょう。でも振り返る余裕がなく、部屋が荒れる一方のようでした。

転げ落ちてる時にストップをかけるのはかなり難しいです
荒れる理由3:散財に気づかなくなる
実家の母が「一度お金が出て行くと、確保していた物も雪崩が起きるように崩れてしまって」と話していた言葉に集約されています。
支出を自分でコントロール出来ているうちは、自分に自信もつきます。
でも、病気など自分でコントロール出来ないことで大金を手放さなければならないと、生活が限られてしまう上、自暴自棄になる様子が見えました。
細かいことを考えても仕方ない
そうした心境になるようです。

それはそうですね…
一時しのぎの心の余裕を確保するため、目の前の細かな生活費の積み重ねをおろそかにせざる負えなくなる。
このくらいお金を使っても、生活が変わることはない
散財の負のスパイラルには、そうしたネガティブな力が働いているように見えました。

自分を無にして耐えるとこういうことになります
荒れる理由4:見て見ぬふりをする
部屋の床にゴミが溜まっていても、気にならない心境はどんなものなのか。
生活できているし、特に気にならない
という父の答えに衝撃を受けましたが、確かによく見てみると父のマイスペースエリアは物は多いものの、きちんと整理整頓されていて、支障はなさそうでした。
家全体でみると、リビングや風呂、トイレ、洗面や廊下や玄関など、共有スペースが荒れ放題です。
父は自分がしたいことは熱心に取り組みますが、家のことは放置です。父なりに取り組むこともあるものの、家事的な機能を考えると完全にズレており悲しい感じでした。

熟年夫婦の生活のイメージ像そのままです
掃除をしなくても、生活はできる。
でもその人達らしい生活ができているかどうかとは、また別の話です。
荒れる理由5:これまでの習慣が間違っているという警告
昔からある実家の七不思議の一つに、共有スペースは整っているのに、母の個室は超汚部屋、ということがあります。
これを見て私が思うのは、家庭を優先して自分のことは後回しにしてきたんだな、ということです。でも逆に、自分のことを見たくなくて、家庭のせいにしてきたのかもしれません。
あと実家全体で見ると荒れているのは、家事を担当してきた母がしんどくなってきたためです。
父は家事を嫌がり、家のことは見て見ぬ振りをします。でもその体制が、荒れた家をよび、現在の状況に繋がっています。
現状のまま進めるとヤバい
私には荒れた部屋がその警告のように見えました。
荒れた部屋を立て直す方法
ふらりと帰省した私が口を挟むのもどうかと思いましたが、このまま進めると事態がより大変になるのは目に見えたので仲介に入りました。
- 父は自分だけで判断せず母に聞きながら、家全体の掃除を進めること
- 母は自分の辛さやしんどさを、父に伝わる言葉で伝え続けること
この2点は別に今に始まったことではありません。
これまで見て見ぬふりをしてきたことに、ひずみが出てきただけです。
夫婦の長年の放置していた問題が、荒れた実家を作り出していました。黙っていても伝わるだろう、言わなくてもわかるだろう、という家族あるあるが問題の種です。
コミュニケーションを避けてきたツケと言えばツケです。
あとは夫婦の問題として、取り組む・取り組まないは当人達次第。

熟年離婚もガチでわかる気がしました
まとめ
ゆとりがあれば、人の生活は変わります。そのゆとりを作り出すきっかけの一つに、掃除と片付けがあります。
問題はお金だけでなく、周囲との関係や、夫婦や親子の問題。人が生きていく様々な問題を根本にして起こります。
私の実家の荒れた様子も、大きな視点で捉えれば
- 掃除や片付けは女性がするものという固定概念
- 公的支出と医療費がかさみすぎる社会的なシステムの問題
この2点が原因です。
自分たちで出来ることに限りはあるのですが、固定概念を取り去ること、生活を楽にする情報のキャッチは取り組めます。
問題を後回しにした結果が、部屋の状態に表出するのかもしれない
それが今回、お金と部屋の関連をみて考えたことです。
あとは家主たちのポテンシャルのみ。

物が多いものの、冷蔵庫だけは収納本のように整っていて素晴らしかったです。健康に最善の気を遣っているようです。
貧乏も部屋が荒れるのも、問題を後回しにし続けた結果。
結論:問題に前向きな気持ちで取り組むことが大切。それは部屋でも現実問題でも変わらない。

片付けはそのきっかけやお手伝いになるかもしれません
次回の帰省を楽しみにすることとします。
それではステキなお部屋ライフを〜!
お金と部屋の関係について語られた本を集めました!
「家×お金×幸せ」をテーマに書かれた本

結局はそこですよね
片付けと人生を紡いだ小説

人には人それぞれの物語がありますよね
生活を覆う圧が暮らしを狭めている場合も

男性が家事をしないテーマを突き詰める超大作です
自分こそ…と考えるのは私だけでしょうか

親より自分が先の場合もあります
おとなの週刊現代がヤバい

この本めっちゃ気になりますね
家族にも「不幸グセ」がある

部屋を変えると不幸グセも変わるんですね
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